「花嫁の手紙」で感動的な演出を

普段はなかなか語れないから

結婚式や披露宴に参加した人が感動したシーンとして多く挙げられるのが、新婦と父親がバージンロードを歩く時と花嫁の手紙です。
花嫁が、結婚式の終盤で両親に向けて感謝の手紙を読むのですが、その中で家族のエピソードや普段なかなか語られない両親への感謝が綴られており、多くの人が感極まってしまうものです。

手紙を読むだけでも、十分に感動的なシーンになるのですが、せっかくならば演出も感動的なものにしたいですよね。
ここでは花嫁の手紙のシーンがより感動的になるおすすめの演出方法について紹介をしていきます。

感動的にする演出

両親への手紙を読む際に、プログラムに書かず当日のサプライズで行うという方法があります。
その場で突然言われるため、両親も驚いてそれだけで涙することもありますし、会場も一気に感動的なムードに変わります。
手紙を読み始めると照明が暗くなって、手紙の朗読中は新婦とその両親にのみスポットライトが当たると、それまでの式のムードから一気に空気感が変わるため涙を誘う演出となります。

他にも、手紙の朗読中に手紙に書かれているエピソードにまつわる写真や両親との思い出の写真をスライドで流すという演出も、感動が増す演出ですね。
感謝の手紙が読み終わったところで、両親に手紙と一緒に花束の贈呈をするのもさらに感動する演出と言えます。

中には、母の日と挙式日が同じ、という場合もあるでしょう。
そんな時は、サプライズとしてあえてカーネーションを別で贈り「ありがとう」という気持ちをより表現してあげるのもいいですね。
母の日のカーネーション<大丸松坂屋の母の日ギフト特集>

最近では、花束でなく生まれた時の体重のぬいぐるみや米俵をプレゼントすることも増えているようです。
生まれた時からこれだけ大きくなりました、ということが伝えられていいですよね。

BGMを選ぶ

新婦が両親に手紙を読み上げる間も、BGMが用意されるのが一般的です。
しかし、この時の選曲を誤ってしまうと手紙の内容が頭に入らず、曲にばかり耳が傾いてしまいます。
手紙を読む邪魔にならず、場の雰囲気を盛り上げてくれる曲を選ぶことが大切です。

一般的に手紙を読むシーンでは、BGMがあまり印象強くならないように洋楽や歌詞の入っていない曲が選ばれることが多いです。
これは、洋楽であれば歌詞の英語が頭に入ってこないため、手紙の内容を邪魔しないのです。
また、有名な感動する曲であってもオルゴールバージョンを選んだり、オーケストラ演奏や声の入っていないものを選ぶと歌詞がない分、手紙の内容が出席者に伝わりやすいです。

そういった理由から、クラシックもよく利用されます。
ピアノバージョンや、オーケストラバージョンになるとその曲の良いところが伝わらないという場合には、手紙の読み終わりからは歌手の声も入れるという方法もあります。