二次会のお車代について

不便をかけない気配り

お車代というのは。
主賓や乾杯の挨拶をしていただいた方、こちらからお願いをして出席をしてもらったゲストや遠方からの参加者へ渡すものです。
結婚式ではお金にまつわることはいろいろありますが、相手に失礼のないようにきちんと渡すことができなければせっかく良い結婚式を行えても悪い印象を残してしまうことになってしまいます。
特に、結婚式は親族が会場にいてくれますし、式場のスタッフも様々なことを気にかけてくれるためミスをすることは少ないです。

しかし、二次会になるとバタバタしがちですし、仲間内でのパーティーになること、長丁場のエンディングであるため注意も散漫になりがちでミスも出て来やすくなるものです。
せっかくの結婚式ですから出席した全ての人に良い気持ちで帰ってもらえるよう、二次会の最後まできちんと細かな気配りをすることが大切です。
そこで、ここでは二次会のお車代の相場や渡すべき相手について紹介をしていきます。

二次会のあり方の変化

昔は、結婚式の二次会というと新郎新婦を祝うために、友人が主体となって行うものでした。
しかし、最近では新郎新婦が中心となって、結婚式には呼べなかった友人を招待して行うものへと変化をしています。

二次会の運営は友人に任せますが、最近の二次会では参加者が100名近くになることも多くあります。
その運営を友人に依頼し、友人たちと早ければ二次会の半年前から遅くても3ヶ月前から準備を始めていきます。

一般的に友人中心で行われるため、目上の人やこちらから招待したゲストはいないことが多いです。
しかし、式に参加できない上司や恩師を二次会に招待するという場合もあり、そのような際にはお車代を出す必要があります。
ただし、結婚式と比べると二次会はフランクなものが多く、楽しめない場合もありますし失礼になることもあります。
二次会の内容によっては、上司や恩師の参加は気持ちだけ受け取って丁寧にお断りする方が良い場合もあります。

二次会でお車代を渡す対象

お車代というのは、目上の方が結婚式や二次会に参加し際に交通費として渡すものなので、二次会では渡す対象がいないことも多くあります。
二次会の準備をしてくれた友人や、当日の受付、司会をしてくれた友人へのお礼はお車代とは言いません。
当日スタッフとして働いてくれた友人は二次会当日までも準備に時間を割いてくれますし、当日もゆっくり料理を食べることもできない場合が多いです。

そこで、当日の会費をスタッフをしてくれる友人からは受け取らないようにすることや、お礼として5千円から1万円ほどの商品券や現金を渡すことが一般的です。
仲の良いメンバーであれば他にも式後にお礼の食事会を開いたり新居に招待したりといったことも合わせて行う人もいます。

二次会のお礼は、用意しても受け取ってもらえないこともあります。
お祝いの席だからご祝儀代わりに、ということで受け取らず、新婚旅行のお土産代にしてほしい、という配慮をしてくれる人も多くいます。
そこで、感謝の気持ちを伝えるためにも、二次会の終わりのところでゲストの前でスタッフとして働いてくれた友人への感謝の気持ちを伝える場面を設けることもオススメです。
サプライズ演出としても盛り上がりますし、ゲストの前でお礼を渡すので受け取ってもらう可能性も上がります。